昨日の記事の続きです。
計画出産ということで、前日に子宮口の開きを確認し、そのまま入院となりました。
開きがまだまだだったので、子宮口を広げるために、一晩バルーンを入れて過ごすのです。
バルーンは痛いという前評判にびびってましたが、違和感程度でした。
また、ベリエで採用している「硬膜外麻酔」は、「背中に細い管を入れてその管を通して痛みをとるお薬を持続的に投与して麻酔をする方法」ということで、まずは背中に管を入れなくてはいけません。
管というのは、太めの注射針のイメージです。私は献血70回以上して針慣れしているつもりでしたが、これがなかなか辛かった。
いえ、一発でスムーズに管が通れば、そんなに苦痛でもなかったのかもしれません。
ただ、私の姿勢が的を射なかったりして、なかなか良い位置に刺さらず、時間がかかってしまったのがいけなかった。
刺す瞬間は腰をぐぐぐぅっと丸めて、じっと気合でキープするのがコツです、きっと
処置後は、背中の管から繋がっている麻酔の注入口を、お腹側に回して、こんな感じでパジャマのポケットに固定しました。
この夜は腰がめちゃくちゃ痛くなり、背筋を伸ばしていられなくて、両手をベッドにつくような姿勢で移動しました。
バルーンを入れたことでお産的な刺激があったためか、針を何度か刺し直した悪影響か、おそらく後者かなと思っていますが。
翌朝の診察でバルーンを抜いて人工破水をして、いよいよです。
↑の写真の青いところを麻酔の点滴と繋げて、腕からは陣痛誘発剤の点滴をしつつ、陣痛が始まるのを待ちました。
誘発剤は様子を見ながら、少しずつ注入の勢いを上げていく形でした。
なんか痛くなってきたなーというところで麻酔も解禁。
痛みはすーっと消えていき、陣痛としては筋肉が収縮する感覚を認識するだけとなりました。
しかし、麻酔の効果は時間とともに弱くなり、痛みが少しずつ復活していきます。そのたびに、麻酔の追加を助産師さんにリクエストするという手はずです。
当日は『陣痛きたかも』というアプリで間隔記録をしてまして、ログを見るとだいたいこんな感じ↓
「★」は麻酔を追加したらしきタイミングです。
9:00頃? 自室で促進剤点滴スタート
9:50 陣痛が現れはじめる ★
11:30 陣痛が3~4分間隔になる ★
11:30~12:10 陣痛が遠のく
13:00~13:35 陣痛が遠のく
15:10 陣痛が2~3分間隔になる
16:00 分娩室へ移動
17:00 出産
13時頃、陣痛が遠のくのは麻酔が要因かもしれないということで、助産師さんと相談し、麻酔の追加を辞めることにしました。
しかし私の陣痛は、最後まで、「ほどほどに痛い」程度。
確かにお腹はキュキュキュキューーーーッと締め付けられ、アイタタターと内心では思ってましたが、顔色変えず呼吸で痛みを逃しつつ、戦略ゲームに没頭できるレベルでした。
うーん…痛みの度合いを他人様に伝えるのって難しいですね
痛がり方が軽かったので、助産師さんも、まだ時間がかかると思っていたようです。
私も、このまま痛みが強くなるのを待つべきなのか? 初産だからタイミングがよくわからないので不安になり、
と伝えて見てもらうと、すでに子宮口全開。そのまま分娩室に行きました。
お話によれば、麻酔の効きは数十分?(うろ覚え
)らしいので、その通りであれば、15時以降は麻酔ナシの陣痛だったはず。
とはいえ、午前中に使った麻酔の影響が残っていたんじゃないかなー、と勝手に考えています。
私がいくら痛みに鈍感でも(バルーンが違和感程度というくらい鈍感でも)、さすがに素の状態では、本陣痛が「ほどほどに痛い」程度で済むとは思えないのです。
分娩室に入ってからは、産み出さなきゃということに必死。
全身の筋肉を(無駄に)フル稼働し、自分の限界を超えて筋トレしているような状態で、痛みを感じている余裕もなく、ライザップってたぶんこんな感じだな!(知らないけど)と思いながら力んでました
その夜はスプーンもろくに持てないくらいの筋肉疲労…
なんだか思ったより長くなってしまいました。
他にも書きたいことはありますが、無痛分娩のレポートとしては以上ということで!
あくまで私のケースとして、ご参考になりましたら幸いです。
同じく計画無痛の予定が、陣痛が遠のいて緊急帝王切開になった知人が二名ほどいることも書き加えておきます。
そういったケースもふまえての麻酔中断提案だったのでしょうね
(たまこ部 N)
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