39歳からの不妊治療【前編】経緯とお金@杉山産婦人科

妊活
この記事は約8分で読めます。

※多摩センターほぼ関係なくてすみません※
前回少し触れた通り、今回の妊娠は体外受精の結果です。

ちょっと前まで、体外受精についてほとんど知らなかったし、高そう&すごそうで、自分には無縁と思ってました
同じように、よく知らずにスルーしてる人、でも実は使える人、早く知れたらメリットがある人、いるかも?と思って書きます。

出生率の低下、晩婚化の影響、出産の多様性が進んだりで、今後、体外受精をはじめとした不妊治療のあれこれが、社会的なキーワードになっていきそう&やってみたらとても奥深くて(ある意味)面白かったです

不妊治療について

「体外受精」って何?

私も2年前は↑の状態でした。
不妊治療には色々な手法やステップがあって、自然な妊娠をサポートする「タイミング法」や「人工授精」、それでだめなら技術力で人工的に妊娠を実現する「体外受精」や「顕微授精」にステップアップするという手順が主流。
ご参考リンク(東京都の見やすいHP)

「体外受精」は不妊治療の最終手段寄りで、かかる時間とお金が、人工授精までと段違いになります。
すごく簡単にいうと、①卵子と精子を父母それぞれから用意する → ②体外たる容器の中で受精させる → ③受精卵となったものを機械の中で数日培養 → ④育ちの良いものを子宮に入れる、という流れです。

なお「体外受精」と「顕微授精」は、②容器の中で受精させる方法の違い。

  • 体外受精:卵子に性液を振りかけて、精子たちの動きに任せて受精を待つ
  • 顕微授精:人が選んだ一つの精子を、ピックアップして卵子に入れ込む

選択までの経緯

もともと、「いまのパートナーと結婚するなら、子どもができてから」と思ってました。もっと言うと、「授からないなら、結婚しないほうが良い」と。
お相手の考えはさておき、複雑な背景から😅私が勝手に持っていた意志です。
そこから色々あって(省略w)、結婚する?しない?に関わる妊活を始めたのです。

そのとき、39歳終盤。一般的に妊娠率が低い年齢。とはいえ、出産経験あるしな〜、と、けっこう楽観的でした

タイミングを図って半年以上・・・誕生日が過ぎ、妊娠しないまま40歳を消化していく・・・。

そんななか、相談していた婦人科の先生の後押しと、勤務先に不妊治療支援制度(補助金や働き方サポート)があったことが決め手で、体外受精に踏み込むことにしたのです。

39歳の判断は早くした方がいいかも

その理由は主に二つ。

半年でAMHが激減した(個人的に)

アラフォーあたりで妊娠力が急激に下がっていく、というのは統計的にも明らかではありますが、身近な実例を・・・。
「AMH」という、自分が持っている卵子の残数目安を測る検査があります。妊活でクリニックに行くと、まずはこれをやることが多いと思う。会社の定期検診のオプションにもあった(病院より安かった)。今年から、保険適用にもなってるらしい。
この数値が低いと、妊活タイムリミットが短いってことになります。
早速ですが、私の結果そのまんま👇

2023年1月(39歳):1.92ng/ml ※リンク先によると39歳相当?
2023年8月(40歳):0.61ng/ml ※ 〃 44歳相当?😱

個人差がある前提ですが、たった半年で下がりすぎー!という実績のご紹介でした・・・。

保険適用回数が40歳から半減

これの影響はでかい。
2022年4月から、不妊治療が保険適用に
以前は百万円単位の費用がかかるイメージでしたが、保険適用によりぐんと身近に◎
他の保険治療と同じように、高額療養費制度の対象になったり、加入している医療保険によっては手術給付金が出たりもする。
なんにせよ、保険適用かどうかが肝心要!

そして、保険適用になるかどうか、その回数などが、不妊治療をスタートした年齢によって変わります。40歳を1日でも超えたら、保険で受精卵の移植ができる回数が半減😱

6回と3回の差は大きい。
3回だと、1回失敗するだけで「あと2回かーー」って精神的ダメージもあるのでね・・・。ただでさえ、アラフォーの成功率は高くない。
なお、法律婚じゃなくて事実婚でも、ちゃんと条件と書類を揃えれば対象になります。
逆に、今は移植しないけど、卵子だけとっておきたい、みたいなケースは対象外。これは今後の政策で変わっていきそうではある。

東京都の助成金は39歳まで

保険云々は国単位の話ですが、各自治体でも支援があります。
東京都の不妊検査等助成事業は、検査費用を5万円まで助成してくれるけど、これも、スタート時の対象年齢が39歳まで
ちなみに、この助成とは別に、移植フェーズで治療オプション費用の7割を負担してくれる先進医療助成事業もあって、そっちは年齢ではなく、保険適用かどうかが基準になってます。

ということで、治療効果のみならず、コスト面での条件が30・40代を境にガラリと変わってしまいます。判断があと少し早ければ、ずっと余裕が持てたものを・・・!という事態は防ぎたいものです。
幸い、私は保険適用範囲内の2回目の移植で妊娠しましたが、これは比較的順調にいったケースだと思います。

かかったお金

※制度は毎年改善されてたりするので、あくまで2023年頃&40歳スタートでのお話

フェーズごとの実例

・事前相談や検査(会社近所の婦人科):約4万円
・採卵〜移植を2回(杉山産婦人科):約40万円
・妊娠〜(杉山産婦人科):約5万円
  合計→ 約50万円 ただし実負担はこの半額以下でした
※この後はべリエに転院して通常の妊娠と同じ

<事前相談&検査>
妊活を意識してすぐ、会社の昼休みに行けるクリニックで相談。
生理周期、妊娠経験、会社の定期検診項目(検査済)などをふまえ、一部項目に絞ってくれた。
やったのは、生理中ホルモン(保険)/子宮鏡(自費)/AMH(自費)/精液(自費)の検査で、合計3万円くらい。
プラス診察費や紹介状の費用で、4万円前後かなぁ。当初気にしてなくて、詳細な記録なし。体外受精するなんて想像もしてなかった。
最初の検査は病院や状況によるので、こちらなどご参考に。

<採卵〜移植+妊娠後>
新宿の杉山産婦人科では、1回の採卵〜移植が、だいたい20万円でした。それを2回やったので40万円。
移植後、妊娠できたら、さらに妊娠継続のための通院と投薬でプラス5万円くらい。
細かいオプションや条件が色々あるので、やりかたによって金額は前後します。ただ、保険適用なら進め方の枠組みも決まってるので、大幅には振れないと思います。

ということで、妊活相談〜妊娠9週くらいまでの経過観察で、合計50万円くらいか。
ただし、健康保険組合からの支給や、会社独自の補助があり、実際の負担はもっと少なかったです👍 一番大きかったのは会社の補助なので、ちょっと特殊かもですが💦

人それぞれ、加入している健康保険組合、民間の医療保険、自治体の助成などによっては、かなりの金額が返ってくることになります。

健康保険組合や月収などによる違い

健康保険組合によっては、高額療養費制度の枠を超えた「付加給付金」があります。
例えば、最強の健保として有名な関東ITソフトウェア健康保険組合は、(ざっくり)月に2万円を超える保険治療をすると、超えた分のお金が返ってきます。
私がいま加入してる健保も、関東IT〜ほどではないけど付加給付金があり、それなりに返ってきました。

先述の「付加給付金」が充実してる健保だと、結局返ってくるからあんまり関係ないかもですが、付加給付金のない健保では、けっこう響きそうなのが高額療養費制度。
保険治療の自己負担限度額が、所得によって決まっていて、それを超えると還付があるというものです。
高収入ほど、自己負担すべき金額も増える。こんな感じ👇で、区分ウとイとか、イとアの差は倍額😱 境目の所得額を微妙に超えてると、昨年もっとさぼっとけばよかった〜って気持ちになりそう。笑

民間の医療保険の手術給付

なお、医療保険(アフラックとか)も、最近のは手術給付対象になるプランが多くて、保険適用と組み合わせると、黒字になるケースもあるらしい。これが適用になると本当に大きそう。
私は昔入った医療保険しかなく、残念ながら対象外でしたー。

医療控除

治療費は、いわゆる医療控除の対象にもなります。
私は歯の自費診療とかもなるべく昨年にまとめて、医療控除による還付が多くなるように意識しました。笑
ふるさと納税とか他の要素もありますが、そこそこの還付金になりました。

ということで、かつてのイメージよりはよほど低コストでいける・・・とはいえ、治療費も時間もかかるにはかかりますけど! 想像してたより手頃じゃないですか?

病院選び

数あるクリニックの中から、私が杉山産婦人科にした理由。

  1. 事前相談してた先生の元職場であり、「合う合わないあるけど、あなたには合うと思う」と言われ、紹介状書いてもらってスムーズだった。→杉山は比較的ドライ&システマチックに進行するので賛否両論。私にはメリット◎ ※実際は冷たい印象もなかったし、スタッフのみなさん優しかったですけどね
  2. 家から職場までの途中にあり、通いやすい。新宿ならなんでもあるから、待ち時間の調整も、シェアオフィスやカフェ、買い物なんかでやりやすい。

待合室にはコンセント付きのワーク用デスクがあったり、検査結果待ち時間は外に出てOKで、戻ってきたタイミングでの診察にしてもらうこともできました。
治療進行のために、毎回ほぼ採血が必要だけど、検査結果待ち時間が数十分以上、発生します。採血は予約時間に関わらず朝イチからできるので、とりあえず朝行って採血して、いちど外に出て、近隣のシェアオフィスで仕事して、きりの良いとこで戻って診察、というのが通例でした。

体外受精を実施しているクリニックは、婦人科の中でも多くないですが、多摩センターではこまちレディースクリニックさんで実施しています。別件でかかったことありますが、とっても優しくて、良い先生でした。

 

長くなってしまったので、今回は前編として、このへんにしておきます。
後編(治療の流れと結果みたいなやつ)も、近々書こうと思ってます。
話題いろいろあるので、別の記事挟むかもしれませんが・・・。

コメント