39歳からの不妊治療【中編】受精卵凍結まで@杉山産婦人科

妊活
この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

前回↓の続き。


お読みいただくにあたり・・・

長くなってしまったので、今回は受精卵の凍結までの内容で切ります。
移植から妊娠判定(+初期胎児ドッグ?)は、最終の後編としてまた今度書きます

不妊治療の一般的な大変さや辛さ

体外受精について、私は二回目の移植で完了したので、年単位で取り組んでいる方に比べたら、その苦労は語るに軽いです

が、当事者未満の方のご参考になるといいな、くらいのスタンスで書きます。
以前は、不妊治療してるかもしれない人への配慮とか、始めるなら早いほうが良いという意識とか、想像する知識もなかったけど、知ってたら違ったかもなと思うこともあり😅

実際に、一度の採卵〜移植で最短でも二ヶ月間(条件によりもっと長い)、仕事を調整し、お金もかけ、近所じゃない&待ち時間長い通院を10回以上し、薬の管理して飲んだり刺したりし、副作用や痛みに耐え、数値化される各ステップの結果に一喜一憂し、
最終的には、期待しながら数日間待った末に、成果がゼロ、と突きつけられる😢

身体は時間と共に老いていくなかで、急ぎたくても月単位でしか進行できず、成功率は低いし、何度繰り返すかわからないなか、再チャレンジの決断を迫られる。

・・・って、回を追うとなかなかの心境になるでしょうね

私の事例の前提

🌀第一子は自然妊娠(32歳、9年前)
🌀半年程度は自分でタイミングとって不妊→二回目の採卵&移植で妊娠
🌀痛みはあくまで個人的な感覚(私は献血で針慣れ&痛みに強め)。担当医による差もあり
🌀当時40歳でAMH低め(初回採卵前0.61)。その他数値や子宮鏡等は大きな問題なし

詳細後述しますが、結果概要を貼ると、2回ぶんこんな感じでした。
こう数値等で追えるのも、シビアだけど面白いところ!
※年齢やAMH値ごとの統計は、はらメディカルクリニックさんのHPが詳しいです

受精卵凍結までの手順

ここからは体外受精の手順を追いながら・・・

卵子を育てる:投薬で卵巣をバックアップ

生まれた頃から女性の体内にあり、年々減っていくという卵子のもと「卵胞」。
自然の仕組みでは、その卵胞が順次、複数個ずつ発育フェーズに進み、発育フェーズ陣の中から毎月一個のファイナリストが、卵子として排卵されるそう。

このファイナリスト以外の卵胞たちも、淘汰される前に、人為的に取り出して有効活用するぞ!ということです。

自然な排卵日が来る前に、より多数個を採取できるよう、ホルモン系の服薬や注射で卵巣に働きかけ、卵胞の発育を促します。この期間の投薬中に、卵胞の育ち具合を見るのにも通院。
そのときに、左右の卵巣に、何個ずつくらい、どんな大きさの卵胞があるか分かるので、今回は●個くらいとれるかも〜って目安になります。

実際の投薬スケジュール↓

人によりますが、このスケジュール通りに投薬しました。
「ゴナールP」というのは自己注射。ペン型になってて、自分でお腹に注射。針部分が細くてほとんど痛みは感じなかった。
2回目のほうが、激しく投薬しているのが分かりますw

<1回目>

<2回目>

 

卵子の採取:卵胞を卵巣から針で吸い出す

いわゆる「採卵」。
ここまで育ててきた卵胞たちを、排卵が起こる前にピックアップします🥚

具体的には、左右の卵巣に針(管)を刺して、卵胞を一つずつ吸い出します。その卵胞の中に、卵子がいる。空胞といって、卵子が宿っていない卵胞もありうる。
婦人科にあるような、足が開く診察台に乗って、膣経由でやります。いちおう手術扱い。

卵巣を刺すときは痛みがある。
一度、卵巣に針を刺したら、なるべく抜かないまま、複数の卵胞を順番に吸うのが一般的。
なので、とれる卵子数=痛い回数とはならない。私は左右一回ずつで済んだ。

局所麻酔はしてくれるんだけども、私は一度だけ、体が瞬間的にこわばるくらいの痛みを感じて、しばらく腰にきてぐったりしたことがありました。
残りは、「あ、いま刺さった」程度の鈍痛だったので、きっと刺しどころとか体調とか、運もありそうw

採卵は、治療の中で一番気が重いフェーズ😩

私はAMHが低い&年齢の割に、多く採れたほう?
特に二回目は薬が増えたのと、後述のサプリの影響か 一回目に比べて倍近く(6個→11個)採れています。
この個数をスタート地点として、移植用の胚盤胞になるまで、一定数が脱落していきます。

受精させる

採卵同日の朝いち、パートナーから預かった精液をクリニックへ提出します。採卵と同時並行で、精液に対する処理が進みます。

採卵後に医師と話す機会があって、とれた卵子の様子、精子の質、諸々ふまえた進め方について、簡単に説明を受けたら、その日は終了◎

私の場合は、二回とも、精子を卵子に振りかけて、双方の動く力で受精させる「通常媒精」となりました。それだと不安な場合は、ピックアップした一つの精子を卵子に差し込む「顕微受精」をするケースがあります。

杉山産婦人科では、採卵の翌日、受精卵ができたかどうかだけ、メールがきます。
何個できたとか細かい情報はなく、「とりあえず一個以上は受精してるよ!」と。

ほんとに気になるのは、何個あるのかとか、発育は順調なのか、とかだけど、人によっていろんな結果があって、あんまり期待させてもダメだし、いろんな配慮の末の通知内容なのでしょう。

受精卵の培養:「胚盤胞」をつくる

受精卵は5〜6日かけて、「胚盤胞」という形を目指して培養します。
ちゃんと育つかどうか、が次のハードル。

細胞分裂が止まったり、異常な育ちのものは脱落
育ったものには格付けをし、良いグレードのものを移植用に凍結する、という手順。
グレードは、数字+アルファベット+アルファベットの3文字で表されます。
春木レディースクリニックさんのHPが分かりやすいです

↓は私の結果の一部で、上段が一回目、二回目です。数字は大きいほど、アルファベットは「A」がより良い意味。
上段①③や下段の③などは、途中で成長が止まってしまいました。
この、いくつ凍結できたか、あるいはゼロなのかという結果は、採卵の数日後に対面で聞きにいくまで分からないのです。
試験結果待ちの心境😱

採卵周期の結果まとめ

ということで改めて、このフェーズの私の結果はこんなでした。

パートナーが高熱中の精子

精子の状態&受精率は、二回目のほうが明らかに悪かった。実は、パートナーが風邪で高熱を出していたときでした。
精子って熱に弱いというし・・・。
しかし、受精後の進捗は二回目のほうが良いです。
受精までこぎつけた個体は、熱にも負けない選抜メンバーだったんだ!と解釈しています😁

おすすめサプリ

二回目の採卵は、とりあえず卵子はたくさん採れました。
卵巣刺激の薬が増えたのも理由でしょうが、もう一つの心当たりはサプリです。

一回目の移植がダメで、次いこー次!ってときに、「次回、卵子の数と質を高める方法は何!?」と先生に色々と質問しました。

そのときに勧められたのが、杉山産婦人科で買える、こちらの「レスベラトロール」サプリ💊
15000円くらいで、ちょっと高い。
けど、医師がお薦めする根拠とする検証結果は、あくまでこの製品を使って出しているということと、確実に保険診療中(あと2回)に成果を出したい一心で、即日飲み始めました。

なおレスベラトロール自体は、一般的に売られている成分で、iherbなどでも、もっとお手頃&色んな種類がありますー💨
また、これに限らず、抗酸化系のサプリは採卵が終わったら中断したほうが良いらしい。
私は若干サプリマニアでして、抗酸化系は好んで飲んでいたので、一回目の失敗要因でもあったのかなと・・・。
これについては次回書きます!

コメント